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工場の派遣ってどんな感じ? 1年半やって分かったこと

 工場の派遣と聞くとどのようなイメージを思い浮かべるでしょうか。

 「体力的に大変そう・・」

 「時給低そう」

 「黙々とやる単純作業」

 様々あると思いますが、最初自分はどちらかというとネガティブな想像をしいました。しかし実際やってみてわかったことは、確かに大変だけど、メリットも沢山あるということです。今回は1年半工場の派遣社員として働いてみてわかったことをご紹介します。

 

なぜ工場の仕事をやったのか

 まずなぜ工場の仕事をやったのかというと、1番の理由はやった事ない仕事で興味が沸いたからです。今までリゾートホテルで接客をしたり、会社でデスクワークなどは経験がありました。しかし工場の仕事なるともちろんやった事もないし、周りにもやっている人はいない全く未知数の世界でした。でもどうせ明確にやりたい事もないし、分からない世界だからこそやってみる価値があると思い応募しました。

工場の場所は海が綺麗な和歌山県

 工場の場所は和歌山県でした。初めて訪れた和歌山県は、海があり山があり、川があり、自然に溢れた素敵な場所でした。休みの日には関西では有名な避暑地の白浜や、歴史的に有名な那智大社に行ったり、異世界のような宗教都市の高野山に行きました。工場も山に囲まれていて自然を感じれる所にありました。自然が好きな自分にとっては、生活環境として過ごしやすく、行く前は全く知らなかった和歌山を大好きになりました。

12間労働のマシンオペレーター業務

 f:id:yh1356:20211225225543j:plain  仕事内容としては、携帯やパソコンなどに使う半導体を作る機械を操作するというものでした。1人1台機械を割り振られ、1日中機械を動かします。機械操作自体は、初めて触る機械なので最初の1、2ヶ月ほどは操作を覚えるのが大変でした。覚えてしまえば後は同じことの繰り返しなので後は難しくはありません。しかし基本的には残業ありきの仕事で、12時間労働がノーマルということで拘束時間はとにかく長かったです。また日勤と夜勤を4勤務ごとに交代するというシフト体制だったのですが、夜勤は生活習慣が乱れてリズムを作るのが大変でした。

修行僧のように感じた労働時間

 経験してみてわかった事ですが、仕事が暇とか楽とかは思ったよりも良いことではありません。むしろ慣れてくると苦痛になってきます。単純作業の繰り返しで、機械を動かせば暇な時間も多いため仕事はとにかく楽です。しかしその分、「いつまでこの時間は続くんだろう」「後10時間もある( ; ; )」など、とにかく時間の経過が遅く感じるのです。さらには夜勤帯ではそれに加えて強烈な眠気とイライラも襲ってきます。夜勤の時は暇に加えて、眠いしイライラするし、かといって不良品を出さないように気をつけないといけない。もう本当に地獄のようなキツさを感じる時もありました。途中から精神の修行と捉えて仕事をするようになっていました。笑 

1番のメリットは時給が高いこと

 工場の仕事で1番のメリットは時給が高いことです。未経験でできるアルバイトや派遣の仕事の中では高額の部類に入ると思います。また自分がいた工場は売り上げが好調だった事もあり、定着金という形で年に3回のボーナスもありました。派遣の仕事は他にもありますが、短期的にお金を稼ぎたいという目的があるのならば工場の派遣で間違いないと思います。また単純作業ということで、黙々と仕事をやっていきたいという人には向いているかもしれません。

みんな優しくて働きやすかった

 

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フィリピン人の同僚と、行きつけのインドカレー屋の店員さん

 職場の人は本当に優しくて、人間関係的には今までで一番働きやすかったです。リーダーも包容力のある人でミスに対してもいつでもフォローしてくれ、社員の人も派遣だからといって区別せず、仲間のように接してくれました。派遣の同僚も年齢も経歴も多種多様な人が集まっていました。韓国でラーメン屋を経営していたおっちゃんや、ヨーロッパのクラブチームでサッカーをやっていた人、大学を中退して働きに来ている人や、フィリピン人の同僚もいました。仕事に余裕があったからこそ、その分本当に多くの時間色んな話ができました。時には悩みを相談し、時には夢を語り合い、時には馬鹿話をして仕事をしました。今まで出会ったことのないような人と、いろんな話ができた事は財産です。

まとめ

 工場の仕事をやってみて思ったことは、

①体験してみないと分からない事がたくさんあるということ。最初はネガティブなイメージを持っていた工場の仕事ですが、良い面もたくさんあると思いました。

②12時間労働だろうが夜勤がきつかろうが結局は慣れるということ。どんな仕事も大変なことはあるし、びっくりするような事もある。でも結局は慣れるので、何事も必要以上に不安がらなくても良いと思いました。

③行動すれば素敵な出会いがたくさんあること。工場では今まで出会った事がないような人とたくさん出会えました。みんな優しかったし、良くしてくれました。いろんな人がいるし、いろんな考え方があって良い。人生にはいろんな生き方があると実感しました。

どんな仕事をするにしても良い面、悪い面は必ずあります。大事なことは自分がなぜその仕事をするのか、どんな気持ちでやるのかだと思います。