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会社を辞めるとどうなるのか

 みなさんこんにちは。今月末で私は去年新卒で入社した会社を辞めます。青年海外協力隊の応募を昨日完了し、もしも受かれば来年の1月から研修が始まります。もしも受からなければ、その先は決まっておりません。一般的に、仕事を辞める場合、転職先が決まってからというのがセオリーとしてあります。なぜならば、先行きが決まっていない中、職を無くすということには多くのリスクが伴うからである。例えば、所属感の喪失である。一般的なルートを辿ってきた人ならば、中学、高校、大学、そして会社員と常に自分はここに所属しているという事ができる。私は〜高校に通っていてます。とか、〜大学の経済学部であり、バドミントンサークルに入っています。など私自身今までを振り返ってみて何かに所属していない状況という時期は存在しなかった。しかし、翻って会社を辞めるとはどういう事なのかというと、一般的な肩書きというものがなくなるという事なのだ。レールを外れるということは、所属感の欠如ということなのかもしれない。

 会社を辞めると決断して、スッキリするのかと言われると正直いまの段階ではそうとは言えない。なぜならば、どんなに嫌だと思っていた会社であっても「もしも残っていたら」と考えてしますからである。もしも残っていたら自分にも後輩ができて、充実した仕事ができたかもしれない。嫌だった仕事も慣れてきて、楽しくなるかもしれない。もっと成長できたかもしれない。このように、キッパリと辞めたからといって、スッキリはしないという事がわかる。そのように考えていくと、たまらなく不安になってくるというのも事実である。

 何が不安なのかというと、やはり先が不透明だからである。この先どのような一歩を踏み出すのかという事はまさしく自分次第であり、そのルートは何千通りもある。もちろんそのルートは自分が見えている範囲に限られるから、選択できる幅は思いついても5つくらいであろう。しかし、よくよく考えてみるとその選択肢は限りなく無限に存在するのである。そして選んだルートのどれが正しくて、どれが間違えているのかなんて誰にもわからない。自分で選んだ事なのだから自分が最終的には責任をとらなければならない。人はあまりにも多くの選択肢を前にした時に、たまらなく不安になる。なぜならば、不安である限り無数あるうちの選択肢のうちから選ばなくても良いからだ。実は選択しないために、人は不安になるのだ。

 しかし、反対に選択肢が無限にあるということは、自分が望みさえすればどんな自分にもなれるということである。自分が前向きに未来を信じ、決断すればどんな自分にもなれるということである。だからこそ、肩書きをなくすというのは、不安だが希望に満ち溢れているのである。無数にある選択肢のうちから自分は何を選択するのか。リゾートバイトでお金を稼ぎ、バックパックで世界一周の旅に出かける。NGOを設立して、フィリピンに学校を立てる。NGOにコンタクトをとり難民キャンプに視察に行く。バイクの免許をとり、バイクで沖縄まで行く。夢は膨らむ。

 仕事を辞め、今自分は無数にある選択肢の前に立っている。だったら悲観的になるのではなく、自分を信じて前向きに次の一歩を踏み出したい。確かに会社を辞めたことは、一般的にはリスク的なことである。しかし、その選択が本当に間違っているのかどうかという事を誰がわかるというのだろうか。選択をいいものにするのも悪いものにするのも自分次第である。数年後、自分のとった選択が正しかったと証明するために自分らしく前進しよう。他の人にどう思われるかとか、期待に添えないかもしれないとかはどうでも良い。自分の人生なのだから、自分で道は作っていく。未来は明るい。