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リゾバ 体験記 たくさんの出会いがあった

 新卒で入社した会社を一年で辞めた自分がまず初めに行ったことはリゾートバイトの派遣会社に応募することであった。奨学金は毎月3万円ずつ返さなてはならず、アパート代を払うだけのお金はない。実家で生活しながらアルバイトをするという方法もあったが、知り合いの多い田舎でアルバイトをするのが嫌だった。そんな自分にとって住居費、食費が不要でありさらには時給も高いリゾートバイトはとても魅力的に思えたのだ。結果的に、半年間で二つのリゾートホテルに派遣され仕事を行ったのだがお金以上に大きな充実感を得ることができた。今回はリゾートバイトを振り返り思ったことや感じた事を書いていく。

 

 ①お金を稼げる

 リゾートバイトはとにかくお金を稼ぐことができる。その理由としては、支出の大きな部分をしめる食費、住居費を支払う必要がないことである。東京で生活しているときは毎月食費に3万円、住居費に6万円、さらに電気ガス水道合わせて役10万円の支出があった。しかしリゾートバイトではそれらは派遣会社が負担してくれる。そのためその浮いた10万円を全て貯蓄に回すことができるのだ。収入面などでちゃんと稼いでいけるのか不安だったのだが、結果的に会社員の時よりもお金を稼ぐことができた。

 

 ②冒険するように働ける

 リゾーバイトで働ける場所は、沖縄から北海道まで日本全国に存在する。その中で時給や、行って見たい場所などを考慮に入れながら派遣場所を決めていけるのだ。実際に自分は熱海と、福島のホテルで働いたのだが今まで全く行ったことの無いところで働くのはとても好奇心が湧くことであった。熱海では、サンビーチと長浜海水浴場で休みの度に遊び、福島では有名な磐梯山に登山したり会津若松市で観光地巡りなどをした。普通に会社員をやっていたのでは絶対に行かなかったであろう地に何かの縁でいくことができる。そしてそこで一定期間地元の人たちと一緒に仕事ができる。あの街にはどのようなモノ、どんな人がいるのだろうと好奇心でいっぱいになるのが醍醐味である。

 

この写真は福島の奥会津で撮影した絶景 

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 ③出会いがたくさんある

 リゾートバイト では、自分とは違う価値観を持った人、また反対に同じ悩みを抱いていて励まし会える人、そして一回りも年の違うおじさんなど本当に様々な人と出会うことができる。ホテルのディナーショーの演者であるブラジル人と早朝ランニングをしたり、18歳という若さで熱い志を持ち経営者という道に進もうとしている同僚と海を見ながら語り合ったり、福島ではそこで出会った同じ派遣の友達と仙台までヒッチハイクをした。自分のからに閉じこもっていた時には、到底想像すらしなかった人々と出会うことができた。自分の進む道すら変えるかもしれない良い出会いがあるのがリゾートバイトである。

 

一緒に熱海でランニングをしてたブラジル人と

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 本当はこの道に行って見たいけれど、不安だからやめておこう。このように考える瞬間は多い。自分も基本的には人見知りで臆病であり、新しいことに挑戦することを尻込みしてしまうタイプである。そのために後悔したこと、不完全燃焼で終わったこと、今でも引きずっていることなど本当に多くある。今回も仕事をやめてリゾートバイトをすると決めた時、人間関係はうまくいくかなとか、仕事を続けられるかなとか、本当に不安で仕方がなかった。周りの人に相談しても失敗するからやめておけという人が多かった。しかし勇気を出して仕事をやめて別の世界に飛び込んでみると想像以上に充実した世界が広がっていることがわかった。計算ずくで道が決まった世界よりも、怖くても不安でも自分信じる道にぶつかっていけるような人生を歩みたいし、自分でもそうできると確信できたことがリゾートバイトをやって一番良かったことである。